ピニトールとは

血糖値を下げるというピニトールと、ピニトールの原料になるアイスプラントの効果を解説。ピニトールがこれほど注目を集めるようになった歴史も紹介します。

ピニトールとは?

「ピニトール」とは水溶性のビタミン「イシノトール」の一種です。天然の成分で、大豆や松、カーネーション、レンゲ、クローバー、レンゲなどの植物に多く存在しています。

初めてこの成分が抽出されたのはブーゲンビリア(イタカズラ)という植物からでした。

ブーゲンビリアは昔から血糖値を改善させる作用があることで知られており、インドの伝統的医学アーベルユーダでは糖尿病の治療に用いられてきた植物です。

血糖値を下げるピニトールの効果

ピニトールが世界的に注目を集めるようになったのは1980年代ぐらいから。

1990年にはアメリカ・バージニア大学の研究者たちは「カイロ-イノシトール」という物質を摂取することで血糖値が正常化されること、カイロ-イノシトールの誘導体であるピニトールにも同様の血糖値を調整する作用があることを明らかにしました。

2型糖尿病の患者を対象に臨床試験を行い、その結果、ピニトールに血糖降下作用があることも発表されました。

つまり、医学的検証によってインスリンと分子構造が近く、インスリンと同様の働きをする「インスリン様物質」であることがわかったわけです。

アイスプラントからピニトールを抽出

その後、ピニトールはさまざまな植物から抽出されるようになりました。

ブーゲンビリアの次には松の内皮、大豆、銀杏や、ルイボス茶葉などから抽出されましたが、最近では健康野菜として近年注目を集めているアイスプラントからも抽出されるようになりました。

アイスプラントはイノシトールやミオイノシトールのほかにβカロテン、クエン酸、リンゴ酸、イノシトール、カリウムなどが含まれている健康野菜で、そのプチプチとした食感も魅力です。

ただしこれらの植物から抽出できるピニトールの量はごくわずか。

この希少性の高い物質をたくさん摂ることができるのがピニトールのサプリメントです。

ピニトールはFDA(アメリカ食品医薬品局)には生活習慣病予防のサプリメントとして1997年に登録され、KFDA(韓国食品薬品安全庁)には2007年に機能性食品原料のトクホ素材として認定されました。

2000年にはイギリスの薬学会誌にピニトールの血糖値改善作用メカニズムの研究成果が公表されました。

全世界的に注目を集めている物質だと言えるでしょう。 

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