そもそも血糖値とは

そもそも血糖値とはどのようなもので、なぜ基準値内にその数値をおさめる必要があるのでしょうか。私たちの健康に大きく関わる「血糖値」や「血糖」について解説します。

血糖値とは何だろう?

健康診断の血液検査では「血糖値」の項目が必ず設けられているように、血糖値は健康状態を調べるうえで非常に重要な数値です。

では「血糖」とは何でしょうか。

私たちが食べた物は口腔や胃、十二指腸、小腸などから出る酵素によって分解され、脂質・糖質・タンパク質の三大栄養素に分けられます。

糖質は分解の過程で栄養素の最小単位であるブドウ糖となって小腸で吸収され、血液中に運ばれます。

この血液中のブドウ糖のことを「血糖」といい、それを数値化したものが血糖値です。

血糖値は変動する?

ブドウ糖(糖質)は私たちの体を動かす大切なエネルギー源となるもので、生きていく上で必要不可欠です。

ブドウ糖と聞くと甘い食べ物にのみ含まれているような印象を与えますが、ごはんやパンなど主食となる炭水化物、イモ類、お菓子類などの糖分に含まれています。

食事をするということはブドウ糖の元が体の中に入るということですから、食後は血液中のブドウ糖が増え、血糖値は上がります。そしてその血糖値は1〜2時間後には下がっていきます。

このように血糖値は食事などで変動しますが、その変動を一定の範囲内に保ってくれるものがあります。それがインスリンというホルモンです。

血糖値を正常にするインスリンとは

インスリンはインシュリンとも呼ばれることもある、私たちの体に備わっているホルモンです。

インスリンとは膵臓から分泌されるホルモンのひとつで、血糖値が上がろうとすると膵臓の組織「ランゲルハンス島」にあるβ細胞がインスリンを分泌します。

分泌されたインスリンは臓器にブドウ糖を取り込ませてエネルギーとして働かせたり、タンパク質を合成させたり、脂肪の合成を促進します。

そのおかげで血糖値は多少の上下はするものの、一定の範囲内に保たれます。

しかし何らかの原因でインスリンが働かないと臓器の細胞にブドウ糖が取り込めなくなり、血糖値が高くなってしまいます。

血糖値が高くなった状態を「高血糖」と言いますが、高血糖の状態が続くと糖尿病を招きます。そのため、血糖値は常に正常の範囲内である必要があるのです。

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