平均・正常値

通常より高い血糖値はどうやって見極めるのでしょうか。ここでは正常な血糖値とヘモグロビンA1cなどの検査項目について説明します。

血糖値が高いかどうかを見極める方法

糖尿病は、人によっては自覚症状がまったくありません。

定期検診や人間ドックを受け、初めて糖尿病やその兆候があることがわかった、という人がほとんどですから定期的な病院での検査はとても大切です。

また、自覚症状があり、糖尿病が気になる人はすぐに病院で診察を受けるようにしましょう。

糖尿病の代表的な自覚症状としては、頻尿、慢性的な喉の渇き、倦怠感、体重減少が挙げられます。

診察の内容は問診と血液検査のみ。問診で聞かれる内容は、次のようなものです。

  • 血縁者に糖尿病の人がいるかどうか
  • 食生活やストレス、睡眠時間、運動の内容、肥満の有無
  • のどの渇きや体調の変化(手足のしびれ・疲れやすさ・むくみ)など
  • 持病の有無

そのほか出産直後の女性については、妊娠の際に尿糖陽性や妊娠糖尿病があったかどうかなどが確認されます。

正常な血糖値の範囲

糖尿病かどうかは血液検査によって見極められます。検査では次の項目を測ります。

■早朝空腹時血糖値

通常、血糖値がもっとも低い朝食前の血糖値を測ります。食事から10時間以上経っている必要があります。正常値は70〜110mg/dL未満で126mg/dL以上である場合は「糖尿病型」と医師から診断されます。

■随時血糖値

食後、何時間経っているかということを気にせずに測る血糖値です。200mg/dL以上ある場合は「糖尿病型」と診断されます。

■75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)

10時間以上絶食した状態で血糖値を測った後、75gのブドウ糖を摂取し、30分後、1時間後、2時間後の血糖値を計測します。空腹時血糖値126mg/dL、2時間後に血糖値が200mg/dL以上の場合は「糖尿病型」と医師から診断されます。

50代の正常な血糖値

50代で血糖値が正常の範囲内である方々は、男性が5.7%、女性が5.6%となっています。しかし、満腹時に正常値の範囲内だったからといって油断は禁物。

実は、50代の約20%の方々が空腹時血糖値の値が正常の範囲内を超えていると言われています。空腹時血糖値の値が平均よりも高いと、糖尿病などの病気にかかってしまう危険性があるので注意が必要です。

なぜ50代は血糖値の値が高くなりやすいのか?

年齢が上がると共に血糖値が上がりやすくなり、糖尿病にかかるリスクも高まっていきます。40代から徐々に高くなり始め、50代に入るとさらにその傾向が強くなっていきます。

平成24年にまとめられた、国民健康・栄養調査の統計によると、50代の方々の「糖尿病が強く疑われる者」の割合が男性は12.2%、女性は6.2%と高い割合になっています。そのほか、「糖尿病の可能性が否定できない者」の割合も50代は男性が10.2%、女性が12.1%と大変高い割合になっているのです。

このデータを見てみると、50代男女の多くが糖尿病を発症している疑いが高いと考えられます。

では、一体なぜ50代になると、血糖値が正常よりも高くなりやすいのか、その原因について解説します。

血糖値が高くなる原因

50代に入ってから血糖値が高くなってしまうのは、主に以下のようなことが原因となっています。自分に当てはまるものがないかチェックしていきましょう。

【遺伝】

血糖値が高くなってしまう原因として、遺伝が関係していることもあります。

両親共に糖尿病だった場合、その子供が65歳までに糖尿病を発症する確率はおよそ50%もあると言われています。身内に糖尿病にかかっている方がいる場合は、自身も発症する確率が高いので留意する必要があります。

【糖分の摂りすぎ】

糖分の多い食事ばかりを摂っていると、血糖値を上昇させる大きな原因になります。

また、血糖値が高くなるとそれを抑えようとしてインスリンが多く分泌されるため、膵臓に負担をかけてしまいます。

インスリンが多く分泌され続けるとだんだん量が減っていき、血糖値をうまく下げられなくなります。その結果、糖尿病を発症してしまうのです。

【ストレス】

ストレスが溜まると、「コルチゾール」と呼ばれる血糖値を高くするホルモンが大量に分泌されます。

このホルモンが大量に分泌され続けることによって、糖尿病を招いてしまうきっかけになります。また、ストレスが溜まるとそれを解消するためについ食べ過ぎたり、飲みすぎたりして余計に血糖値が高くなってしまうのです。

【飲酒・喫煙】

飲酒は、糖尿病を発症させる大きな要因です。また、お酒を飲むときに、おつまみを一緒に食べる方が多いと思われます。

これも血糖値を高くする原因になります。お酒と一緒に食べるとついつい止まらなくなってしまいがちですが、ほどほどに抑えるようにしましょう。喫煙も血糖値を上げることが分かっているので、極力吸わないことをおすすめします。

【睡眠不足】

睡眠不足は、心身共に悪い影響を与えます。一日の平均睡眠時間が6時間未満の方は、血糖値が高い傾向にあることが分かっています。

十分な睡眠を摂っている方と比べて、糖尿病になるリスクが2倍以上も高くなると言われているため、毎日きちんと睡眠を摂ることが大事です。

【肥満】

肥満になると血糖値が常に高い状態になってしまうため、インスリンの分泌量が追い付かず徐々に減っていきます。

この症状はインスリン抵抗性とも呼ばれ、血糖値を下げることができないため、ずっと高いままになってしまうのです。肥満は、糖尿病に限らず様々な生活習慣病を発症する原因となりますので注意しましょう。

【妊娠や加齢】

女性の場合は、妊娠や加齢によって血糖値が高くなることが多いです。妊娠すると、胎盤で生成されるホルモンの影響によって血糖値が上昇しやすくなります。そのため、妊娠中に糖尿病になってしまう方も珍しくありません。

また、40代~50代になると閉経を迎える方が多いです。そうなると、女性ホルモンが一気に減少してしまうので、その影響でインスリンの機能が低下して血糖値を高くしてしまいます。

高くなってしまった血糖値を下げる方法

正常範囲内を超えてしまった血糖値を下げるには、どのような方法が効果的なのでしょうか。血糖値を下げるには、以下のような方法を試してみるといいです。

糖質制限

糖質制限とは、糖分を抑えた食事を摂ることで血糖値を下げるという方法です。糖分を抑えることで体内の摂取カロリーが低くなるため、エネルギーを補充しようとして代わりに脂肪が燃焼されます。

そのため、糖質制限食は糖尿病だけでなく、今やダイエットの食事法としても取り入れられることが多くなっています。以下におすすめの糖質制限食をまとめました。

・ふすまパン

ふすまパンは別名ブランパンとも呼ばれ、穀物の胚芽や外皮などで作られたパンです。一般的に小麦粉で作られたパンはカロリーが高く糖分も多いと言われていますが、ふすまパンは糖分を抑えて作られています。

コンビニなどでも数多く販売されているため、手軽に購入することができます。血糖値を下げたいなら、普段食べているパンをふすまパンに変えてみるだけでも効果的です。

・玄米全粥

日本人の主食であるお米はいろいろなおかずに合うため、毎日食べるという方がほとんどでしょう。

しかし、白米はカロリーが高く食べ過ぎると血糖値を上昇させてしまうことになります。そのため、お米を食べるときは、白米ではなく玄米を取り入れることをおすすめします。

玄米は白米に比べて体内への吸収率が遅いため、インスリンの分泌量を抑えることができます。そのままで食べることはもちろん、玄米全粥にして食べると腹持ちが良くなるので一石二鳥です。

・蒸留酒

お酒はカロリーが高いため、血糖値を上昇させる大きな原因となります。しかし、だからといって禁酒をしてしまうとストレスが溜まってしまいます。

そんな時は、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒がおすすめです。強いお酒が苦手な場合は、ハイボールでも結構です。ハイボールは糖質が低いうえに、炭酸の効果により満腹感が得られます。

万が一どうしてもビールが飲みたいというなら、「糖質ゼロ」と書かれた商品を選ぶようにしてください。

・皮なし鶏肉

鶏肉の皮には飽和脂肪酸という成分が含まれており、脂肪分が多くカロリーも高いです。そのため、血糖値の高い方は避けるべき食材だといえます。

鶏肉を食べるときは、皮を取ってから食べるといいでしょう。皮はカロリーが高いですが、鶏肉自体はヘルシーなので血糖値の高い方が食べても特に問題ありません。

・麦茶・成分未調豆乳

糖質制限を行う際は、水分補給をこまめにすることが大事です。水はもちろん、成分未調整の豆乳や麦茶、ほうじ茶、無糖の純ココアなどを飲むのがおすすめです。

逆にあまりおすすめできないのが、牛乳や果汁100%ジュースなどの飲料です。これらの飲料には、糖分が多く含まれているので、糖質制限中は控えることが勧められます。

カーボカウント

カーボカウントとは、食事などで上昇した血糖値の値に合わせて注射するインスリンの量を決めていくものです。

あらかじめ自分が1gごとの糖質で、どれくらい血糖値が上昇するのかということを計測しておき、インスリン注射の量を調節することで血糖値を抑えることができます。

食事を摂る前に食材の糖質量の合計数を出し、食後2時間以内の血糖値の上がり具合を測定すると自分の適切なインスリン注射の量が分かります。正常範囲内を超えてしまった血糖値の値を下げるには、このように糖質制限やカーボカウントを行ってください。

正常値を超えた50代男性向けの改善法

血糖値の値が正常値以上を超えてしまうのは、50代以上の男性の場合これまでの乱れた生活習慣が原因であることが多いです。そのため、改善するには乱れた生活習慣を正すことが大事です。

高カロリーで糖分の多い食事は避けること、飲酒・喫煙は控えること、毎日適度な運動をすること、働きすぎないこと、自分の好きなことをする時間を作りストレスを溜めないことなどを意識して、規則正しい生活を送るようにしましょう。

正常値を超えた50代女性向けの改善法

50代以上の女性で血糖値の値が正常値を超えた場合、男性同様生活習慣の乱れが大きな原因といえます。カロリーや糖質の多い食生活を送っていたり、体を動かさず運動不足になっていたりすると血糖値が上昇しやすくなるのです。

改善法としては、食事のカロリーや糖質量を気にすること、間食は極力控えること、自分なりのストレス解消法を見つけて精神を安定させること、適度な運動を心がけてBMIの数値を25%未満に抑えることなどが挙げられます。高くなってしまった血糖値を正常値に戻すためにも、このような改善策をぜひ実践してみてください。

正常な血糖値

自分の血糖値の状態を調べる「ブドウ糖負荷試験」とは?

通常血糖値は食後高くなり、時間が経つにつれてゆっくり空腹の時と同じ値に戻ります。健康な正常値を知るには、食後や食事前に血糖値がどのくらいなのか測ることが大切です。

自分がどのくらいの数値なのか調べるなら「ブドウ糖負荷試験」です。この検査は糖尿病なのか最終的に調べる治療になっています。ブドウ糖負荷試験は、空腹の時の血糖値を測定するために採血を行い、その後にブドウ糖を摂取します。それから1時間~2時間後に採血を行いどのくらいの血糖値になるのか調べます。

検査方法は、場合によって異なり、30分後などに採血を行うところもあるので、担当医師の指示に従いましょう。

この検査結果を元に、血糖値は「正常型」「正常高値」「境界型糖尿病」「糖尿病型」の4つのタイプに分けられます。

4タイプの正常値の範囲

<正常型>
正常型タイプは最も理想的な血糖値だといえます。下記の正常値であれば健康な血糖値です。

  • 空腹時・・・100mg/dl未満
  • 食後・・・140mg/dl未満

<正常高値>
このタイプの血糖値は、正常値としては範囲内ではありますが、数年経過すると糖尿病への移行率が高い値のことを指します。

  • 空腹時・・・101~109mg/dl
  • 食後・・・140mg/dl

<境界型糖尿病>
境界型糖尿病は、糖尿病予備軍です。すぐに糖尿病として扱われることはないのですが、数年後に発病するリスクが高いとされています。

  • 空腹時・・・110~125mg/dl未満
  • 食後・・・140~199mg/dl未満

<糖尿病型>
下記の血糖値以上あれば糖尿病型です。数値以上あると糖尿病による合併症を引き起こす可能性は非常に高いです。すぐさま医師の診断を受けた方がいいでしょう。

  • 空腹時・・・126mg/dl以上
  • 食後・・・200mg/dl以上

血糖値が上がりやすい「妊婦」と「高齢者」

妊娠すると体調が大きく変化し、妊娠する前では考えられなかったトラブルが起きやすくなります。そのため、普段の食事、生活習慣、体重が増えすぎないようにするなど、気を遣われている方も少なくありません。注意すべきことは色々ありますが、その中で気をつけてもらいたいのが「妊娠糖尿病」です。妊娠糖尿病とは、血糖値が高くなる糖代謝異常の一つとされています。なぜ、健康面に気をつけているのに発症しやすいのかと思われる方もいるでしょう。その理由について説明します。

通常、食べ物を消化・吸収する際に血液中のブドウ糖は、エネルギーに変えるホルモンとして「インスリン」に変化します。このインスリンのおかげで、上昇した血糖値を徐々に低下させてくれる働きをしてくれるのです。ですが、妊娠するとお腹の中にいる赤ちゃんも成長するために供給しなくてはなりません。そのため、胎盤からインスリンの働きを抑えるホルモンが分泌されたり、それを壊す酵素が作られたりしてしまいます。これによって、インスリンが効きにくくなり、血糖値が上昇し妊娠糖尿病を発症しやすくなってしまうのです。

妊娠中の通常の血糖値としては下記の数値になります。

  • 空腹時・・・92mg/dl
  • 食後1時間・・・180mg/dl
  • 食後2時間・・・153mg/dl

この数値に1つでも満たしていたら妊娠糖尿病の可能性が高いです。また、数値より大きく超えているのであれば糖尿病に当たります。

妊娠糖尿病になると、お腹の中にいる赤ちゃんは過剰にブドウ糖が供給されることになります。そのため、大きく成長してしまい巨大児になる可能性が高いです。巨大児になるとお産が続き、難産になることも考えられ、胎児発育不全・胎児機能不全になるリスクもあります。さらに、妊婦さんは「妊娠高血圧」、「流産・早産」引き起こしやすくなり、人によってはお産後に「糖尿病」に移行する可能性だって否めません。

妊娠糖尿病と診断された場合は、血糖値を正常に保つために治療を行います。治療法としては、主に食事療法になりますが、血糖コントロールが上手くいかない場合はインスリン注射になります。インスリンを注入してもお腹の中にいる赤ちゃんには悪い影響はないので心配はありません。

もし、血糖値が高い状態が続いているのであれば改善する必要があります。例えば、食事内容をお米・麺類・パンといった炭水化物を控え、食物繊維の多いブロッコリー・高菜・ゴボウ・切り干し大根などの野菜を摂るようにしましょう。また、体の調子が良いときは食後に30分くらい歩く・マタニティヨガ・マタニティスイミングなど軽めに運動をすることが大切になります。

加齢で血糖値上昇のリスクがUP

糖尿病は加齢が原因で引き起こされることもある病気です。60代~70代の約4割の男女が、糖尿病や予備軍というデータもあり、かなり増え続けていると言われています。なぜ、加齢が原因で糖尿病を引き起こしてしまいやすいのか説明します。

通常であれば、分泌されたインスリンによって、上がった血糖値を正常値に戻してくれます。しかし、加齢になることで糖代謝機能が低下し、インスリンが分泌されにくくなります。その機能が低下することで正常な血糖値に戻せなくなってしまい、その結果、糖尿病を引き起こしてしまうのです。また、年齢を重ねると筋肉量も減少してしまいますが、それも糖尿病を引き起こす原因とも言われています。筋肉量が減ると脂肪が増えてしまい、インスリンの反応も悪くなります。

加齢による糖尿病の症状としては、進行していることに気付きにくいということが特徴です。最近、物覚えが悪くなってきた・手足がしびれることが多くなってきたといった症状があります。その症状は加齢によるものだと思い込む人が多いのですが、糖尿病の可能性もあります。加齢のせいと考える前に検査を受けておいた方がいいでしょう。

糖尿病を患っていることに気付かず、そのまま進行してしまうと合併症を引き起こすリスクがあります。その合併症としては「糖尿性腎症」・「糖尿病性網膜症」・「糖尿病性神経障害」という病気です。

<糖尿性腎>・・・糖尿病によって高血糖な状態が続き、腎臓内の細小血管が障害を受けてしまうことによって、引き起こされる病気です。悪化すると腎不全に移行してしまい、尿の中に本来含まれていないアルブミンといった成分が含まれるようになります。それから、腎臓の機能が低下し血液に不純物が残り、貧血・全身のむくみといった症状が現れ、最終的に腎臓で尿を作ることができなくなってしまうのです。

<糖尿病性網膜症>・・・糖尿病性網膜症はある程度進行しないと自覚症状が出ない病気です。進行してしまうと、視界に小さな虫なようなもの、全体的に黒いカーテンがかかっているように見えます。それがさらに、進行すると視力が低下して視野が狭くなり、最終的に失明するリスクがあるのです。

<糖尿病性神経障害>・・・脳や脊髄には中枢神経があり、そこから手足・皮膚に広がる末梢神経があります。末梢神経は、体の調節・痛みを感じる神経・体を動かす神経があります。この病気を引き起こすことによって、手足のしびれ・冷え・足の裏に紙が貼り付いているような感覚になります。それ意外の症状としても、物が二重に見えたり、顔の一部が動かなくなったりすることもあり、進行し続けると突然死に繋がることもあるようです。

加齢による糖尿病を防ぐためにも、食事制限だけではなく基礎体力の向上にも努めてください。筋肉量が低下しないためにするためのトレーニングとしては、スクワットや片足立ちのような運動です。そうすると筋肉が鍛えられて、糖尿病を防ぐだけじゃなく健康的な体作りにも繋がります。筋トレのポイントとしては、各1分ずつが効果的です。筋トレをする際に、気をつけるべきことは胸に圧迫感・動悸・足腰が痛いなどの症状が出た場合は、すぐにやめて主治医がいるのなら相談してください。

血糖値が乱高下!?「血糖値スパイク(グルコーススパイク)」について

誰でも食事をした後は血糖値が上がりますが、血糖コントロール機能が正常であれば基準値をより数値が上がることはありません。ですが、血糖値スパイクの場合だと、基準値より数値が上がり、そのまま急激に下がる現象が起きます。血糖値スパイクになりやすい人としては、朝食を抜く人、菓子パン・ラーメンなどの糖質をメインとした食事を摂る方などみられます。インスリンの作用を抑えるホルモンが分泌されてしまい、血糖値を上げる状態を作り出してしまうのです。

<血糖値スパイクを引き起こさないための対策・改善>

  1. 糖質中心の食事はやめる
  2. 食物繊維(キノコ・海藻類・ごぼうなど)から先に食べる
  3. ゆっくり噛んで食事をする
  4. GI値が低い(おかゆ・春雨・小松菜・ほうれん草など)食材を選ぶ
  5. 食事をした1時間後に運動(屋外:早歩きの散歩・室内:踏み台を乗り降りする運動)

食事の仕方や食材選び、運動も大切です。また、最近では各食品メーカーから「血糖値を下げる飲料」が多く出ています。どういった種類の飲料があるのか紹介します!

血糖値を下げる飲料

身近にある飲料

コーヒー

コーヒーは糖尿病の発症リスクが少ないという結果があります。コーヒーにはクロロゲン酸という成分が含まれています。この成分は、ポリフェノールの仲間で上昇した血糖値を抑えてくれるインスリンの分泌を促進させてくれる効果があるのです。食後30分以内を目安にコーヒーを飲むことで、血糖値対策になります。実際に研究した結果として、週に3~4回飲む人と飲まない人と糖尿病を発症するリスクを比べると男性は17%、女性は38%低下したということが報告されているようです。

コーヒーを良く飲むという人におすすめしたい、ヤマサンから販売されている「デキストリン珈琲」、ダイドーから販売されている「スマートショット ブラック」などの商品もあるので、このような商品を利用してみるのもおすすめです。

トマトジュース

トマトには、抗酸化作用が強いリコピンが含まれています。抗酸化作用は、血糖値を気にされている人におすすめしたい成分です。体内に活性酵素が多くなってしまうと、血糖値を下げようとするインスリンの働きを邪魔してしまい上手く機能しません。インスリンの働きを邪魔する活性酵素はリコピンで抑えることができ、血糖値を下げる効果が期待できます。トマトジュースとオリーブオイルを混ぜて飲むと、リコピンの吸収率が高くなるので、できるだけ同時に飲むことをおすすめします。

ペットボトルのお茶やドリンク

糖健茶料

糖健茶料は、サンスターから販売されているウーロン茶です。

ポルフェノールが豊富に含まれており、糖質の吸収を穏やかにしてくれる働きがあります。急激な血糖値の変化を抑えてくれます。

また、糖健茶料はコレステロールや中性脂肪を体の外に排出してくれますし、糖尿病・動脈硬化・糖質異常症といった病気を予防することができる飲み物です。

トクホ飲料 からだすこやか茶W

コカ・コーラから販売されているからだすこやか茶Wは、トクホ飲料として販売されています。緑茶や麦茶などのお茶とは違いクセのある味で、人によっては気になるという人や飲めないという方もいるようです。初めて飲むという人はまず、小さいサイズのペットボトルもあるのでそれからお試しで飲むようにしてください。

十六茶W

十六茶Wはアサヒから販売されているトクホ飲料になります。このお茶は、食物繊維を配合しており、糖質と脂肪をダブルで分解してくれる効果のある商品です。スッキリとした後味なので、初めて飲まれる方でも気軽に飲めます。

三ツ矢サイダーW

毎日お茶だと味に飽きてきてしまう方もいます。そのような場合は、アサヒが販売している三ツ矢サイダーWがおすすめです。また、お茶を飲むのが苦手という方でも抵抗なく炭酸飲料です。この飲料商品は保存料、着色料、カロリーがゼロになっており、血糖値の上昇を穏やかにしてくれる働きがあります。

上記で紹介したお茶や飲料商品は、血糖値を下げてくれる有効成分が含まれています。市販で販売している野菜ジュースには、糖分が多く含まれているものもあります。その商品を飲むことで、糖質過多になることもあるので、糖質ゼロのものを選んで購入するように気をつけましょう。

ヘモグロビンA1cの正常値

そのほかに「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」という検査もあります。これは過去1〜2カ月の血糖値を調べることができる検査です。

前述した「早朝空腹時血糖値」「随時血糖値」「75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)」のいずれかで「糖尿病型」であり、「ヘモグロビンA1c」で6.1%以上の数値が出た場合は糖尿病と診断されます。

これらの検査で「正常型」「糖尿病型」のほかにもう一つ「境界型」に分類されます。

「境界型」とは「正常型」と「糖尿病型」の間にあるグループで、糖尿予備軍といっていいでしょう。

このままいけば糖尿病になってしまう危険性が大ですから、「境界型」にいる人は食生活や生活習慣を見直し、血糖値を上げない生活を心掛けることが大切です。

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