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血糖値をケアする注目サプリメント成分

気になる血糖値を下げる目的のサプリメントの15もの有効性分を紹介しているカテゴリーです。

血糖値を下げるサプリメントの効き目

血糖値を下げるサプリメントにはたくさんの種類があります。価格も1カ月分で数百円から1万円以上するものまでと幅があり、各成分の血糖値へのアプローチの仕方もいろいろです。

大きく分けるとサプリメントの血糖値への作用は、次の3つに分けることができます。

1)糖の体外への排出を促す。

2)糖の吸収を阻害したり緩やかにして血糖値の急上昇を防ぐ。

3)GLUT4の働きを促進させてインスリン抵抗性を緩和する。

糖が多すぎたり、血糖値が急激に上がるとそれだけインスリンの量が必要になりますが、それを改善させるのが1)〜2)です。

3)は糖が細胞にしっかり取り込まれるように働きかけ、インスリン抵抗性を緩和して血糖値が上がらないようなアプローチの方法です。

このようにひと言に糖尿病のサプリメントといっても、その効能はさまざまなのです。

サプリメントで下げる・補うには

血糖値が高くなると不足しがちなミネラルを補うものもあります。ミネラル不足は糖尿病の症状を勧めたり、高血圧などほかの症状を招くことがあるので、それを予防する上でも有効です。

次のページからは血糖値に効果があるさまざまなサプリメントの成分を紹介していきます。

その成分が入ったサプリメントも紹介し、実際に飲んでいる人の口コミもピックアップしました。1カ月分の価格や原料もできる限り紹介していますので、サプリメント選びの参考になると思います。

どのように血糖値を下げたいか、不足しているものは何かということを考えながら、自分に合ったサプリメントを選ぶようにしましょう。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは?

糖尿病の治療を受けている方であれば、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という単語について聞いたことがあるはず。この数値は糖尿病予備軍や健康を気にしている方にとっても重要なものになってきます。 血液の中には赤血球と呼ばれるものがあり、その中にはヘモグロビンが存在しています。このヘモグロビンのうち、どれくらいが糖と結合しているのか?ということを示す数値がHbA1cです。 HbA1cの数値が高ければ高いほど血液中のヘモグロビンが糖と結合しており、血糖値の状態が悪化しているといえるでしょう。そのため、糖尿病の方はHbA1cの数値が高い傾向にあります。

では、なぜ糖尿病になるとHbA1cの数値が高くなるのか?というと、血液の中に糖が余っているからです。赤血球の中にあるヘモグロビンは体中をめぐり、酸素を供給する役割を持っています。その中でブドウ糖と結合していくのですが、血液中に余っているブドウ糖がたくさんある場合、より多くのヘモグロビンがブドウ糖と結合することになりますよね。 こういった特性を活かし、ヘモグロビンと糖が結合している割合を調べることにより血液中にどれくらいの糖が余っているのかを判断することができるのです。

血糖値とHbA1cの違い

糖尿病や糖尿病予備軍の場合、普段気にしているのは主に血糖の値でしょう。普段から自分で血糖値を測定し、その数値に注意している方は多いですよね。 この血糖値とHbA1cにはどのような違いがあるのでしょうか。 まず、血糖値というのはその場で採血をし、現在身体の中の血糖がどのようになっているのか?を調べた際に参考になる数値です。ただ、糖質が多く含まれるものを食べただけでも血糖値は簡単に上下しますよね。

それだけでなく、血糖値はストレスによっても上下するため、測定した際に高い血糖値のデータが出たとしても、もしかしたらたまたま普段よりも高い数値が出ているだけかもしれません。 それに対し、HbA1cはより正確なデータをチェックできるものなのです。 現在糖尿病の治療に通っている方の場合は毎月病院でHbA1cの値を確認しているはず。というのも、HbA1cではある日のある時間の血糖値をピンポイントで調べるものではなく、過去1~2か月の血糖状態を調べられるものだからです。 つまり、HbA1cが安定していればここ最近の血糖値が安定していることを表しています。

血糖値よりもHbA1cに注目

血糖値を測定したところ理想的な数値が出た場合、安心する方が多いでしょう。しかし、一時の血糖値よりも重視しなければならないのはHbA1cです。 仮に血糖値を測定した時に良い数値が出たとしてもHbA1cの数値が先月よりも悪くなっていた場合、総合的に見ると血糖状態は悪化していることを意味します。その日の血糖値に一喜一憂するのではなく、総合的にみた数値であるHbA1cの改善を目指しましょう。

例えば、「ここ最近全く運動ができていないし食事にも注意していなかったけど、もうすぐ病院の日だから診察の前日にしっかり運動して甘いものを控えよう…」と診察の数日前からだけ生活を改める方もいますよね。すると、確かに病院の日に測定する血糖値は良いものになるでしょう。 しかし、HbA1cの検査を行い、その数値が先月よりも悪化していた場合には生活習慣がばれてしまいます。もしも先月に比べてHbA1cの数値が悪化していた場合、過去1~2か月の生活習慣を振り返る必要があるわけです。

HbA1cの数値から見る糖尿病

糖尿病か否かの診断でもHbA1cの数値が大きく関係してきます。以前は日本で広く使用されてきたJDS値(Society Diabetes Japan)という基準に沿って診断を行っていたのですが、世界的に広く使用されているNGSP値(National Glycohemoglobin Standardization Program)に変更されました。

JDS値では糖尿病の診断基準になるHbA1cは6.1%以上だったのですが、変更に伴いNGSP値では6.5%以上となっています。 あくまで統一基準が変わっただけであり、HbA1cの診断基準が甘くなったわけではないのでこのあたりは勘違いしないようにしましょう。

参考:『糖尿病の新しい診断基準とHbA1cの国際標準化への対応』 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001f0mk-att/2r9852000001f0tj.pdf

理想的なHbA1cの数値はどれくらい?

では、HbA1cの数値はどれくらいならば望ましいのでしょうか。 基準値とされているのは4.6%から6.2%です。正常値は5.6%未満とされているのですが、それ以上になると少し注意が必要です。

6%以上になるとブドウ糖を用いた血糖値の検査である75gOGTTを行うことが推奨されます。6.5%以上の場合は直ちにかかりつけ医の重心が必要な数値となり、6.9%未満は血糖コントロールが必要な状態になるのです。8.4%以上になると医療機関での定期的な治療が必要となり、状態を改善するためのより専門的なコントロールが必要になります。

参考:『2012年4月からHbA1cが変わります』 東京都医師会
https://www.tokyo.med.or.jp/download/2403hba1c.pdf

健康診断の血液検査で気になる数値が出た場合にはHbA1cについて正しく理解し、状態が改善されるよう努めましょう。

血糖値をケアするサプリメント成分の特徴

血糖値に働きかけてくれる成分にはさまざまなものがあります。サプリメントでそれらの成分を取り入れようと思った場合、各成分はどのような役割を果たしてくれるのか気になりますよね。 そこで、各成分が持っている働きについてご紹介しましょう。ここでご紹介しているのは、いずれも血糖値を下げるために効果的な働きを持った成分ばかりです。特徴を把握したうえで飲むようにすれば、取り入れる大切さについても理解できるので、継続にもつながるでしょう。

食物繊維(難消化性デキストリン)

トウモロコシやじゃがいもから作られた人工の食物繊維で、消化しにくいのが大きな特徴です。食物繊維を豊富に含んだ野菜類を取り入れたいと思っているけれど、なかなかうまくいかない…という方にもおすすめ。 糖の吸収を遅くする作用があるため、血糖値の急上昇を抑えるのにも役立ちます。これにより、必要なインスリンの量を抑えられるのです。 また、血糖値が急上昇すると脂肪の吸収スピードも上がりますが、食物繊維(難消化性デキストリン)を取り入れることによりこれも防げるので、中性脂肪対策をとりたいと思っている方からも選ばれています。

サラシア

インドやスリランカなどに自生しているコタラヒムやコタラヒムブツ、サラシア・レティキュラータなどと呼ばれている木の総称がサラシアです。日本でも人気のインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」でもサラシアが利用されることがあり、主に血糖値を改善するほか、体脂肪を減らす効果が期待されています。血糖値も高く、体型も気になる…という方には最適ですね。 これは、サラシアには糖の吸収を阻害する働きがあります。それだけでなく、悪玉菌を減らす働きがあるため、便秘に悩んでいる方にもおすすめの成分だといえるでしょう。

ピニトール

植物性インスリン様物質とも呼ばれる植物から抽出できる成分です。しかし、一つの植物から少量しか採取することができず、日常生活で口にするようなものだけで十分なピニトールを摂ることはできません。そのため、サプリメントで取り入れるのが効率的だといえるでしょう。血糖値に働きかける成分の多くは糖分の吸収をゆるやかにするものが多いのに対し、ピニトールはインスリンに働きかけます。ブドウ糖を細胞内に取り込むうえで欠かせない「GLUT4」と呼ばれる物質の働きを助け、血中に糖が溢れるのを防ぐ成分です。

イヌリン

多糖類でゴボウや菊芋といった菊科の植物に含まれている成分です。大きな特徴は水分を吸収するとゲル状になるということ。ゲル状になったイヌリンは一緒に食べた食物の糖質を抑えてくれる働きがあるのです。これにより、血糖値が急上昇するのを防げるため血糖値コントロールに役立ってくれます。また、血糖値に悩んでいる方の中には便秘体質の方もいますが、イヌリンは善玉菌の餌となり、便秘を改善する働きも期待できます。イヌリン自身が体内に入ると水溶性の食物繊維と同様の働きをするため、ダブルの働きで便秘解消に導いてくれるでしょう。

DNJ

植物に含まれている「1-デオキシノジリマイシン」と呼ばれる成分のことです。血糖値を下げるだけでなく、肥満予防にも効果的な成分で、主に桑の葉に豊富に含まれています。マルターゼやスクラーゼといった糖質分解酵素を阻害し、小腸からブドウ糖が吸収される際に単糖類になるのを阻害する役割を持っているのが特徴です。単糖類になると吸収率が高まるため、食後に血糖値が急上昇しやすい方にとって大きな助けになってくれるでしょう。それだけでなく、コレステロール値を下げたり、高血圧を抑制する役割もあります。

コロソリン酸

ゴーヤやミソハギ科サルスベリ属の植物であるバナバに含まれている成分で、「植物性インシュリン」とまで呼ばれていることからも血糖値に働きかけてくれる成分であることがわかります。 血糖値が上がりやすい方の中には、血液中の糖をエネルギー源にうまく替えられていないことに大きな原因がある方もいます。糖をエネルギーにするためには糖を細胞内に取り込ませる働きを持った「GLUT4」の働きを促進させることが大切なのですが、コロソリン酸はその役割を果たしてくれるのです。これにより必要以上に血液中に糖が溢れるのを防げます。

サポニン

高麗人参や田七人参、大豆などの根や葉・茎に含まれる成分でインスリンと似たような働きをします。他にもさまざまな健康効果を持っているのが特徴で、例えば、コレストロールを除去する働きも見逃せません。コレステロール値が高くなって肥満体型になると血糖値も安定しにくくなるため、コレステロール対策をとりたいと思っている方も注目してみましょう。他にも血流改善・血栓予防効果、免疫力アップの効果などがあります。サプリメントでは原料によって安全性や注意点が異なるので気をつけましょう。

クロム

ブドウ糖耐性因子と呼ばれるGTFを構成する微粒元素です。糖代謝や脂質代謝をするために非常に重要な役割を持っており、細胞の中に存在しています。クロムが持っている大きな役割ともいえるのが、インスリンと細胞を結合させること。GTFが正常に働かなかった場合、うまくブドウ糖を取り込むことができません。つまり、血中に糖が溢れ、血糖値が上がりやすくなるということですね。クロムが不足していることがGTFが正常に働かない原因の一つとして考えられています。クロムを補うことにより糖代謝が正常になり、血糖値の急上昇を防ぐ効果が期待されているのです。

ビタミンB群

炭水化物は糖質を多く含み、血糖値を上昇させる働きがあります。血糖値をコントロールするためにはこれを抑えることが大切なのです。その際に必要不可欠になるのが炭水化物を代謝する役割を持ったビタミンB群です。しかし、糖尿病になるとビタミンB群が過剰に消費され、不足してしまいます。ビタミンB群はATPと呼ばれる分子の産生に関わる補酵素を作るために必要な栄養素でもあり、不足するとうまくエネルギーの生産ができなくなり、これにより血糖値が上昇してしまうのです。特に薬物療法を行っている場合にはビタミンB群が不足しやすくなるため、しっかり取り入れましょう。

豆鼓エキス

血糖値を下げる働きを持った成分で大豆発酵食品である豆鼓を原料としています。大豆発酵食品を原料にしているといっても、発酵食品特有のニオイはなく、香ばしい香りが特徴です。糖が吸収される際にはα-グルコシダーゼによって糖が単糖類に分解されるのですが、豆鼓エキスにはこのα-グルコシダーゼを阻害する働きがあります。これにより小腸から糖が血管に吸収されるのを防ぎ、血糖値の急上昇も抑えられるのです。食後の血糖値が急上昇するのを抑える働きを持っているため、血糖値コントロールに役立ってくれるでしょう。

マグネシウム

糖尿病になると正常な人に比べてたくさんのマグネシウムが尿から排出され、マグネシウム不足の状態になることがあります。マグネシウムはインスリンによって細胞内にブドウ糖が取り込むのを助ける働きを持っているため、不足すると血糖値が安定しにくくなるため注意しなければなりません。他にも、糖尿病が要因となって発症する血栓や高血圧を防ぐのにも欠かせない栄養素です。下痢や高マグネシウム血症を引き起こすこともあるので過剰摂取には注意しなければなりませんが、不足しないように取り入れていきましょう。

α-リポ酸

「チオクト酸」とも呼ばれる成分で、もともとは医薬品として用いられていました。食品として使用可能になったのは2004年6月からのことで、ダイエットに効果的な成分としてもさまざまなメディアで取り上げられています。糖代謝の促進や抗酸化、糖尿病による神経障害の改善効果を持っているため、サプリメントだけでなくさまざまな商品に取り入れられているのが特徴です。しかし、α-リポ酸またはα-リポ酸を含んだサプリメントを飲み続けた男性に低血糖発作が起きた事例などもあるので、注意して取り入れましょう。

ゴーヤ

インスリンと似たような働きをするコロソリン酸と呼ばれるものが含まれています。コロソリン酸はインスリン抵抗性を軽減させる働きを持っており、糖を脂肪内に取り込むGLUT4を活性化させる働きがあるのです。それだけでなく、インスリンの分泌に深く関わっている膵臓の働きを活性化させるチャランチンという成分も含んでいます。また、血糖値や血圧、コレステロール値を下げる働きを持ったモモルデシチンという成分も含んでいるため、さまざまな働きによって血糖値の上昇を抑えるのに役立ってくれるでしょう。

亜鉛

DNAやタンパク質の合成、皮膚の代謝、味覚の形成などに深い関わりを持っているミネラルの一種です。それだけでなく、インスリンの合成やインスリン作用の発現とも関わっているため血糖値をコントロールするうえで欠かせません。不足すると体調不良や病気を引き起こすこともあるのですが、血糖値が高い方は尿からの排出量が通常の3倍近くになるため、常に亜鉛が不足している状態にあるといえるでしょう。過剰摂取には気をつけなければなりませんが、不足しないようにしっかり取り入れることが大切です。

カリウム

浸透圧の調整を行う働きのほか、血圧を正常に保ったり、筋肉の働きを助けるなどの役割を持っています。糖尿病になってインスリンが正常に分泌されなくなると細胞の外へ移動してしまう成分でもあり、不足しがちなミネラルなので注意が必要です。カリウムが不足すると糖尿病や高血圧の症状が悪化するほか、便秘、脈が速くなる、力が出なくなるなどのリスクがあります。腎臓病がある場合はカリウムの摂取を控えるべきですが、そうでない場合は不足しがちなカリウムをしっかりと取り入れていきましょう。

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